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モチ売りばあさんの話

Y県O市。


始まりは、かなり昔のこと。




あるところに、
耳の遠いおばあさんが住んでいた。

おばあさんは、
モチを売り歩いて生活していた。

その村にも鉄道が敷かれ、
勢いよく蒸気機関車が通っていくようになっていた。

ちゃんとした踏み切りはまだ設置されておらず、
村人達は、
線路を横断していた。

ある日、
おばあさんが線路を渡っているとき、
ぷつっ…と
下駄の鼻緒が切れてしまった。

直そうと
かがんでいたところに
機関車がきた。

耳をつんざく汽笛。

しかし、
おばあさんは、
耳が遠かったので
その轟音にきづかず、はねられてしまった。

そばにあった石に飛び散った血は
ずっとずっと
消えずに
そこに残っていたという。



その場所は、
そのころから、
鉄道自殺が相次ぐようになった。

学生さん。
親子連れ。
看護婦さん。

何人もがそこで自ら命を絶つ。

ある日、
ふらふらと線路に入り込む人影を、
列車が通る寸前に
駆けつけた村人たちが救出した。

彼は言った。


「あそこに、
 おばあさんがいたんです。
 ボクを手招きして、呼ぶんです。
 そしたら、
 ふらふらと線路に入り込んでいました。」

向こうから列車がきていた。
地面を伝わってくる轟音と
ものすごい汽笛を聞いただろう。

「いえ、
 なんにも聞こえませんでした。」




真夜中、
耳をつんざく汽笛が闇を裂く。
そうすると、
好奇心の強い上のお兄さんが、
家を飛び出していく。



そんな村も、
何十年も経って、
新築の家が立ち並び、
鬱蒼とした森は切られ明るい雰囲気になっている。




しかし、
今でも、

夜、


地元の人は、


その場所を決して通らない。





いまでも生き続けるある一つの怪談話。




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