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死への憧憬じゃないけど

たまに、考えることがある。


自分が死ぬ時、
光に包まれて死ぬのか
それとも闇に抱かれて死ぬのか。



夜、寝るときは、
小さな明かりが灯っているよりも
真っ暗闇の方が
寝心地が良い。

でも、
柔らかい陽射しを浴びて
お昼寝をする時も
寝心地が良い。



でも、
二度と目覚めない時、
光と闇、
選べるとしたら
どっちを選ぶだろう。



この前、
猫殺しのエッセイを書いて
皆にブーイングされてた作家さんがいました。

坂東 真砂子。

この人の小説、何冊か持ってます。
不買とか、
焚書とか、
そういう意見も結構ありましたが、
基本私は、
マスコミから流れてくる情報を全て真実とみなさない傾向を持ってて
あのエッセイは本人の話題づくりであることが見え見えだったし
真実だかどうだかわかったもんじゃない
後追いのTVと週刊誌だって
真実かどうだかわかったもんじゃない
まぁ、小説読むとそういうことをしていそうな感じではあるな、
彼女が意図していたらしい問題提起は完全に失敗だったな
で、
私は、
毎日毎日山ほどの動物たちが
ゴミとして処分されていく状況には
耳を塞ぎ目をつぶっている。
動物愛護センターの横を、
そ知らぬ顔で通り過ぎることだってしてる。

私には
彼女を攻撃する権利もないし
攻撃する気もないことを
とりあえず書きまして。



で、
この人の本で一つ印象に強く残ってしまっているものを。
死を迎えた女性がいまして、
その女性の死に方が凄く印象に残ってしまって仕方ないのです。



この先、本の内容を書きます。
ネタバレだし、
この人の本の話を読みたくない方へ。
皮肉じゃなく、
前、騒ぎになったエッセイは内容としては酷いものなので
生理的に受け付けない人も多いと思うので。
で、
何でそれに触れるかというと、
死ぬ時は光か闇か―。
それを考える時、
必ず思い出してしまう本だからなのです。
旅涯ての地―DOVE UN VIAGGIO TERMINA旅涯ての地―DOVE UN VIAGGIO TERMINA
(1998/11)
坂東 真砂子

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濃い。

この人の小説全般に言えることなのですが、
民俗をテーマにした
ポルノ小説といっても過言ではないほど
濃密です。

逆に、
男女のそーゆー行為を
どこまで崇高な、思想的な、恐ろしい、醜い、美しいものにできるか。
それを、どこまで小説で書くことができるか。
その限界を探っているような作家さんなのです。


この『旅涯ての地』では、
欲望を抑えて抑えて抑えて、美しくあろうとする女性が出てきます。
(美醜ではなくて、宗教を信じる美しさ、という意味です)
彼女は女伝道師であり、
男性と交わることは許されない。
でも、
禁忌を破ってしまった時に
彼女の属する集団の破滅の種は蒔かれてしまった。
でもそれは、人生の最期、彼女を救う光明でもあった。

破滅と、救い。
彼女が小説で描き続ける主題。
それを見事に表現している。
何冊か読んだ中でも、完成度の高い作品じゃないかな、と思います。


この小説に登場する女伝道師は、
最期、禁忌を破った男の手に触れられながら
光の中、命を終える。
使命を果たせないままの死だったが、
彼女は満たされて死んでいったように思う。

そう感じるのは、彼女が光に包まれて死ぬからではないだろうか。
この小説を読むまでは、
死というものは、
暗闇の中で迎えるものである、という感覚が強かったのです。
でも、
光の中、満たされての死にも
憧れる気持ちが生まれた。
死生観のスケールが少し以前と変わった。

揺るがされてしまったのが、ちょっと悔しかったです。


マルコポーロ。
聖杯。イコン。カタリ派。異端尋問。
マグダラのマリア。
深い山に抱かれてひっそりと眠る、イエスキリストの真実を語る聖杯。
『ダヴィンチ・コード』でこのあたりの歴史に興味を持った方がいたら、
面白く読めるんじゃないかな、と思います。

でも、
女流作家による
キワドイ性描写がOKな方に限るかも。


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