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満月小唄が聴こえたよ。

今日は、満月。

2008022201.jpg


空には一面に、薄く雲がかかり、
雪洞や行灯のような、
和紙を通して見てるような月明かりの夜だよ。



最近、『満月小唄』でこのページに来てくださる人が多いです。
柳原さんの作る、不思議な歌の世界。
彼の世界を読み解く本を、
ぼんぼり月夜のお供に紹介します。

今夜の月はどこですか 南の国へ逃げちゃった
ピストル鳴らすお巡りさん 殺して南へ逃げちゃった
                   by 柳原幼一郎 『満月小唄』

柳原さんの歌う、「月」は、
どうも自由意志をもって生きて動いているみたいなのです。


泣いて満月はシネマに逃げ込むが
その涙は牛乳のように光るので
隠れても無駄だよ
     by 柳原幼一郎 『満月ヴギ』


この、「月の擬人化」。
この世界観が一致するのが、
稲垣足穂の『一千一秒物語』なのです。



一千一秒物語 (新潮文庫)一千一秒物語 (新潮文庫)
(1969/12)
稲垣 足穂

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お月様とけんかをする話。
お月様がポケットに入れた自分を落としてしまった話。
散歩してたお月様は実は自分だった話。

青い青い、夜の光と、
お月様が自在に闊歩する世界観が、
柳原さんの歌にのイメージとちょっと重なるのです。


だがしかし。
柳原氏曰く、
「自分の中に足穂的なものはない」と。
確かに、彼の歌の世界は、お月様の青い夜だけじゃない。
もっと別の、
虚無や宇宙のイメージが溢れている。

地球と月の様にこんがらがってくっついてまたまた離れる永久運動。
………僕らは点になる。
青い月夜に踊る光の粒になる。
      by柳原幼一郎 『オゾンのダンス』

幽霊たちが手を叩く自転車工場『オリオンビールの唄』
ヘビー級のチャンピオンがそれを見つけてはサンドバック代わりに殴ってる『どんぶらこ』



散りばめられた言葉には
この小説の影響がある…らしい。



日本文学の中でも、
超難解な小説、だそうです。
入院した時、柳原さんは、彼の小説を読破したそうです。
ワケが解らずも書かれている文字を追っていくと、
柳原さんの歌詞のイメージが散りばめられていて、
彼の歌が好きな方は一読の価値があると思います。



死霊〈1〉 (講談社文芸文庫)死霊〈1〉 (講談社文芸文庫)
(2003/02)
埴谷 雄高

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まあ、兎に角、
柳原さんの歌のイメージは
青い月の光の満ちる夜なのです。

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